ドラッグストア・カウボーイ
圧倒的アイドル人気を獲得しながらも、トム・クルーズのようなハリウッドスターになれなかったマット・ディロン主演映画。
マット・ディロンを楽しむだけの映画
ドラッグストア・カウボーイがどれだけ面白くてワクワクする映画なのかと尋ねられたらおそらく「そんなに面白い映画じゃないよ」と答えるでしょう。
なぜならそのとおりだから。
マット・ディロンはジェームス・ディーン路線といわれ、当時圧倒的に人気があり、トム・クルーズなんぞは足元にも及ばないほどでした。
しかしマット・ディロンはあまりにも同系統の役柄ばかりやりすぎてしまったのでしょう。
時代がそういったタイプを必要とされなくなったときには見向きもされなくなりました。
これはキムタクにも同様のことがいえるんではないでしょうか
「キムタクはなんの役をやっても結局キムタク」
いい悪いはまた別の話です。
しかし結局ひとつのイメージに縛られてしまうことは諸刃の剣なのでしょう。
映画としては40点
この映画は映画としての面白さは40点ぐらいじゃないかなと思っています。
ではなぜそんな映画をここで取り上げるのかといえば映画の出来を差し引いたとしてもマット・ディロンのカッコよさが際立っているからです。
この頃この監督であるガス・ヴァン・サントは、今は亡きリバー・フェニックスやキアヌ・リーヴスといった女性に人気の高い影のある美形を集めて映画を撮っていました。
彼らが主演でなければおそらくさほど話題になる映画でもなかったのでしょう。
ワタシも「ドラッグ・ストア・カウボーイ」も、マット・ディロンが主演でなければ見なかったと思います。
結局ファッションみたいなものなのか
当時はこの映画のポスターを部屋に飾っていました。
そしてこのポスターを買った時に、その店員の女の子に
「私もこの映画大好きでポスター買ったんです!」
と話しかけられてしまったこともあって、ちょっとしたスノッブ気分を味わえたこともありました。
なんとも浅いスノッブだなーと自分でも思いますが、ドラッグストア・カウボーイは、そういったファッションとしての部分もになっていたのだと思います。
ドラッグストア・カウボーイ
同名のバンドが日本にもありますが、名前を聞いただけで
「うわッダッセエ!」
と思ってしまい音を聞く気にまったくなれません。
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